むつおちゃんブログ

バーグハンバーグバーグで働く山口むつおのブログです。

ブレストで詰んだ時に楽勝でアイディアを出す方法

こんにちは、山口むつおです。

僕が勤めているバーグハンバーグバーグという会社はその性質上、とにかくアイディアを出す機会が多いのですが、どうしてもアイディアが出ずに詰まってしまうこともあります。そんな時にうちの会社でちょこちょこ使っているアイディアの出し方をご紹介します。

そもそも「アイディア」というのはどういう仕組みなのか

まず前提として知っておくべき事は、アイディアとは何かと何かの要素の掛け合わせだということ。アイディアが出ないというっていうのは、この掛け合わせる要素が思いついてないという状況なのです。

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このように、「目的」✕「何か」というふうに考えると良いと思います。 目的の部分には「採用募集」とか「新しいアプリ開発」とか、そういうものを入れてみてください。

よく「仕事と関係ない事をしている時にアイディアが生まれる」という話を聞きます。確かに、デスクでは自分の脳内にしか頼れませんが、外では色々なものに触れるため、そのぶん掛け合わせる要素もたくさん転がっていると考えれば合点がいきます。

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これは僕のデスクですが、ニッパーしかありません。 こんなデスクでアイディアを出そうとしても、刺激が少なすぎますよね。

アイディアをバンバン出そうと思ったら、この掛け合わせる要素を能動的に生み出す環境作りが必要になるわけです。

アイディアを「しりとり」で出す

僕の会社では困った時の発想方法として、∞プチプチを開発したことでお馴染みの高橋晋平さんによる「アイディアしりとり」をベースにアイディア出しをしています。

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この発想方法では、掛け合わせる要素の出し方を「しりとり」によって生み出すので、悩む必要なくバンバン要素が出すことができます。ここでは1人でブレストをする時の方法として紹介されていますが、バーグハンバーグバーグではホワイトボードに書き出していって複数人でやったりしています。

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仮に目的の部分に「話題になる採用募集」と入れてみると…

話題になる採用募集 ✕ 忘年会 = 忘年会と面接を同時にやる

話題になる採用募集 ✕ インド = 実技試験としてカレー作りを実施する

話題になる採用募集 ✕ ドロップキック = 「ドロップキック採用」と銘打って、本当にドロップキックしてきた奴は落とす面接

…みたいな感じですね。

ただしこの方法には欠点があります。「る」で始まる言葉が全然出てこないんです。「る」で始まる言葉って、この世の中に「ルビー」と「ルビーのひかり」と「ルビカンテ」しかないからね…3つ中2つがファイナルファンタジー絡み。

しりとりってだいたい「ゴではじまるのはゴリラ」というように、何度もやっていると掛け合わせる要素がかぶってきてしまうため、ブレストに新鮮味が出ないことがあるので注意が必要です。「なんでオレたち、毎回ゴリラの企画考えてるんだろ」という事態になりかねません。

アイディアを「連想ゲーム」で出す

そこで今度は少しやり方をカスタマイズをして、しりとりではなく「連想ゲーム」でやってみることにしました。

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こんな感じで連想ゲームで掛け合わす要素を出していきます。このやり方だと前述のようにしりとり自体でつまって時間を食うことはありません。また、単純に連想ゲームは楽しいので、ブレストの場自体も盛り上がります。

しかし、このやり方にも欠点があります。

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「死」という言葉が出てしまうと、暗い雰囲気のまま数ターン消費してしまうのです。このように連想ゲームにも「やばいワードに入ると数ターン消費してしまう」という時間的なロスが発生してしまう場合があります。

アイディアを「逆連想ゲーム」で出す

そこでさらに考えまして、「逆連想ゲーム」という方法を取り入れるようにしました。 どういうことかというと、その言葉から「一番関係ないもの」を言っていくのです。

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要するに前の言葉と全然関係ない事を言って、笑いを取っていくというスタンスでいいです。厳密にやらなくてオッケーです。

この方法のメリットとして、

・掛け合わせる言葉がバラつきやすく、ランダムな掛け合わせ要素が手に入る ・カオスな掛け合わせ要素が手に入りやすい→他にないアイディアになりやすい ・「一番関係ないものを言う」という事自体が面白ので場が盛り上がりやすい

が上げられます。

とはいえ、この方法にもデメリットがあります。掛け合わせる言葉が手に入りやすいのはいいのですが、カオスなものが多すぎると最後に掛け算をしてアイディア化するときに手にあまる事が多いです。

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なかなか「皮膚科」と掛け合わせるアイディアって出ないですからね…。

僕の会社はたまたま「変なアイディアであればあるほど良い」という特殊な使命を背負った会社なので、この手の掛け算は得意だから良いのですが、良い塩梅のアイディアが必要な場合は多少加減をする必要があるかもしれません。

最後に

アイディアは、テンションが高い時でないとなかなか良いものが出ないものです。

今回は「逆連想ゲーム」という方法を特にイチオシでご紹介したいと思います が、どの方法も一長一短。自分のチームにはどのやり方が合っているか、その日のノリ的にどのやり方がいいのかはやってみないとわからん事が多いと思うので、いろいろと試してみてください。

それではみなさん、良いお年を。さようなら。